まわりみちしながら進む

30歳・男・教育関係勤務がダラダラ書くやつ

ハザードマップを使った授業の話

先日ハザードマップを使用しての授業を行いました。

 

教科科目:地理B(3単位 1年)

単元:災害と防災

全時数:2時間

 

目的:全員がハザードマップの見方・使い方を身につけることができる。

目標:全員がハザードマップの良い所・悪い所をまとめ、他者が読んで納得してもらえるようなレポートを作る。

 

(1時間目)

1)ハザードマップの情報をできるだけ多く読み取る。個人・10分

2)ハザードマップの情報の中で、重要なものを10個抽出する。ペア・5分

3)ハザードマップの情報の中で、最も重要なものを5個抽出する。グループ・5分

 

(2時間目)

課題:全員がハザードマップの良い所・悪い所をまとめ、他者が読んで納得してもらえるようなレポートを作る。

 

(3時間目)

ルーブリック評価表に基づき、生徒が他生徒のレポートの評価を行いフィードバックする。

 

 

 

ルーブリック評価表には

ハザードマップの良い所・悪い所をそれぞれ複数箇所取り上げ、その理由とともにレポートに記してあるか。

②読み手がハザードマップの良い所・悪い所を理解することができたか。

を項目に設定しました。

 

 

普段の授業は非構成的に行うことが多く、ペアやグループでの学習は久しぶりでした。

 

面白かったのは、ある程度構成をして授業を行うと安心する生徒もいるんだ、ということです。

 

普段『学び合い』では積極的に友達と関わらない生徒も、構成されることで話すきっかけを得られたのかな?と考えています。

 

『学び合い』は全員達成を求めていますが、この授業でも「全員がレポートで最高評価を取れるようにする」ことを生徒への目標にしました。

 

レポートを書き終えた生徒も友人のレポートをチェックしたり、アイディアが足りない生徒には自分のアイディアを提供したりと、普段の『学び合い』授業と変わらない時間を過ごしました。

 

1時間目に個人として意見を持つことができる時間を確保できたのも良かったと思います。

 

 

これは小林昭文先生の話や堀先生の著書からアイディアをいただきました。

 

 

 

学習の質ですが、生徒のレポートからは鋭い意見がバンバンあがっていました。

その中でおお…と思うものの一例を。

 

ハザードマップが濡れて使えなくなる紙製だと、非常時に活用できない。

・近隣自治体の避難所等を併記しないと、自治体周縁部の住民は迅速な非難ができないのではないか。

・大きすぎる(川越市)。地図を入れたからの大きさだと思うが、折りたたんでコンパクトサイズにしないとリュックにも携帯しにくい。

医療機関の場所の記載が小さく、避難場所と同じ扱いにしたほうが良い。

・防災アプリとして自治体から発行すれば、手に取る頻度が少ないデメリットを乗り越えられるのでは。

・漢字に一つもフリガナがない。子供が見ても分かりやすいようにフリガナをつけるべき。

・外国の方向けのものがない。観光地川越なのになぜか。

 

 

なぜ日本は災害が多いのか、地形と気候の側面から前時までに学習をしていたので、災害に備えるために何をすべきかという視点を生徒は持てていたように思います。

 

 

 

次の単元は環境問題です。

各環境問題を担当に分け、1グループ5分のポスターセッションを行います。

 

こちらも構成的です。

どんな学びがあるのか楽しみです。