まわりみちしながら進む

30歳・男・教育関係勤務がダラダラ書くやつ

10/14 K先生授業参観記録

単元『学び合い』、時間は3時間分。参観は2時間目。
単元の学習目標

1 古典の物語を、読み手を意識して適切な表現の仕方を考えながら、現代の物語に置き換える。

2 古典の物語文学を、人物・情景・心情などの表現に即して読み味わう。

3 古典の物語文学を、和歌の果たす役割に着目しながら、表現に即して読み味わう。

単元の課題

1 本文中の用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用の種類、活用形が判別できる。

2 本文中の助動詞を、その接続・活用形に注意して判別できる。

3 接続動詞「ば」、係結びの法則などを見つけることができる。

4 123の事項に注意して、適切な表現の仕方を考えながら現代語訳できる。

5 和歌の修辞について適切にまとめ、現代語訳(解釈)ができる。

6 和歌と、それに関わるエピソードの関連について説明できる。

 

授業前に振り返りシートが生徒の手によって各個人へと返却される。

時間通りに授業開始。

授業冒頭に全員で教科書群読。

全員が、驚くほどの声量で読み上げる。

最後まで時間がかかった生徒も、自分のペースでしっかり読み上げる。

正直異様な光景だった。

声を出すことの恥ずかしさはそこには全くなく、一人一人の個性が尊重されていた。

まさに学びの場として、安心安全な環境があった。

なぜこんなに雰囲気が良いのだろうか?

理由を考えてみた。

1 男子校だから(異性がいない)

2 声を出すことは、新入生の校歌練習や応援練習で徹底されている

3 高校の文化として個性が尊重されている

あたりではなかろうか。

学び合い』を実践するにあたって、安心安全な場を整備する役割を教員は担う。

この点、共通するものや活かせることはないか考えていきたい。

 

学習は、誰一人も手を抜くことなくモリモリ(この表現が一番しっくりくる)学んでいた。

多様な生徒集団の中で、生徒一人ひとりが各々の方法で学んでいた。

これも安心安全な場ができているからこそだと感じる。

 

K先生は机間巡視をしながら、個別で生徒のフォローをした。

また状況を見ながら、教科として補足事項を板書したり、声がけしたりしていた。

 

生徒がしっかりと学びに向かえているからこそ、先生の一挙手一投足に生徒は意識を向けているように見えた。

そのことはメリットにもデメリットにもなり得る。

先生からの発言によって、会話が中断されたことが2回ほどあった。

 

1回目の中断の後、生徒は課題を解決するためにより工夫して動くようになった。

2回目は大きく動きは変わらずだった。

 

生徒の学びが促進されていれば、見取りも声かけも機能している。

そうでなければ、学びを邪魔している可能性がある。

参観してみているからこそわかることで、自分の授業を振り返ると学びを阻害していることが容易に想像出来る。

これも改善点として活かせる。

 

参観して、K先生の授業は学習の個別化・協働化が高いレベルで行われていると感じた。

ただ、学びを全体に紡ぐというか、集団としてという意識はそこまで強くないように感じた。

これは学校の文化から来ているようだ。

個々の学びのレベルが高いからこそ、もし一人も見捨てないという文化が生徒の中で醸成されたら、すんごいことになると思う。

可能性が果てしなく高い生徒たちの姿を見たし、そういう場を作るK先生の技量の高さに羨ましく思った。

 

今日はありがとうございました。